グラン・ヴァンのカロン・セギュールとは異なり、若いうちから楽しめる、よりカジュアルなワインと言われています。クレーム・ド・カシスやブラックプラム、スミレは甘草のニュアンスに加え、メントールやホワイトペッパーのタッチを感じる、このフレッシュかつしなやかなタンニンのバランスが取れたジュシーな味わいは絶品です。カロンセギュールの歴史は、ローマ時代にさかのぼり、ワインを生産するシャトーとしての名声は、18世紀、セギュール侯爵の有名な言葉によって増しました。これがあの有名な、『我、ラフィットやラトゥールをつくりしが、我が心カロンにあり』といって友人を驚かせたそうです。カロンに対する彼の思い入れは、カロンのラベルにあるハートの中に今も生き続けていることでしょう。カロン・セギュールは、長年愛されてきたクラシックなボルドースタイル。ボルドーの伝統を忠実に守った堅実な造りを脈々と続け、愛らしいラベルとは裏腹に、長い熟成を経て花開く、典型的なボルドーワイン!サン・テステフにおけるシャトー・マルゴーと称されています。
エチケット、染み汚れ少々のみ。