割に知られていないこのバルサックのシャトーは、バルサックの東に至る県道118号線沿いにある。畑の土壌は石灰岩と粘土質。地味な2階建ての建物の上に双塔がそびえたち、道路からすぐにわかる。発酵は温度調節機能付きのステンレスタンクで行われ、その後ろ過してから小樽に移される。樽は毎年20%が更新される。カイユーのワインにはそれほど感銘を受けたことはないが、1987年にテイスティングした1947年はよい状態をしていた。最近、大幅によくなったのは確かなようで、1990年、1989年、1988年はどれも、それ以前のものより本格的で複雑な味わいエレガントで、フルーティーな、信頼できるワインである。(ボルドー第4版 ロバート・M・パーカー Jr.著 より抜粋)ソーテルヌ格付け:二級
キャップシールトップに若干漏れのみ。